Tuesday, May 20, 2008

途上国のゴミ問題

平成20年5月20日   

【発展途上国に於ける生ゴミ・資源ゴミ・可燃/不燃廃棄物問題】

先日アフリカの大都市に於けるゴミ問題を取り上げたTV番組がありその情況に驚きました。 貧困層がゴミと人間の排泄物まみれの汚水の中で暮して居るのです。 とても人間の住める様な環境ではない実に不衛生なところですがその中で子供達は裸足で動き回って居ました。

発展途上国に対する食糧支援も大事ですが彼等の住環境の改善と教育問題を解決しない限り唯徒らに人口を増やし続ける事になります。 加えて産児制限の知識を普及させる事が急務だと考えます。

オリンピック開催で沸く中国もゴミ問題は深刻で大気汚染や河川の水質汚濁は救い様の無い状況にあり水道水は一切飲めません。 ペットボトル入りの飲料水が飛ぶ様に都会では売れて居ますが中国製の中には問題のある物もある為輸入品が富裕層の間では一般的で日本の水も大手ス-パ-には沢山並んで居ます。

併し貧困層は水を購入する余裕はなく汚染された水道水を煮沸して飲んで居ますがこんな事では水の浄化等出来ません。 その結果汚染水による発病は全国的に見られ「イタイ・イタイ病」や癌患者の急増が大きな社会問題になって居ます。

中国の大都市郊外には例外なくあちこちに大きなゴミの山が次々と出来て居ます。 村の空き地や河原に小山の様なゴミがうず高く積み上げ放置されて居りその処理計画は全くないのです。

オリンピックを迎えるにあたって北京市は北京郊外のゴミの処理を始めましたがこれは北京近辺のみで他の大都市周辺にも見られるゴミの山は殆んど手付かずで増え続けて居ます。

軍備拡張し世界制覇を夢見る中国政府は膨大な軍事費に毎年2桁の増加予算を組んで来ました。 又宇宙開発にも天文学的な金額を投入して居ますが中国が今やらなければならない事は(1)所得格差の是正と貧困層への支援 (2)環境汚染とゴミ問題の解決 (3)全土の2割に達した国土の砂漠化を止め農耕地化する事 (4)役人の汚職の蔓延化阻止 その他山積でありオリンピックどころではないのです。

井上  出

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