ガソリン税

平成20年3月13日

【ガソリン暫定税率について】

民主党がガソリンを25円下げさせるとして幟まで作って大騒ぎして居ましたが暫定税を廃止した後2兆6000億円と言う大きな税金に見合う金額を捻出する道が見付からず何時の間にかその活動に終止符を打って終いました。

新しい道路の建設のみならず既存の道路の補修にも暫定税（揮発油税と地方道路税）は広く使われて居る事を知る人は少ない様に思われます。　私のオフィスがある文京区でも年に3億5,300万円の交付がありこれによって道路の修理が行われて居るのです。

このところ次々と指摘されて居る様に確かにこの税金の無駄遣いは過去に見られる事からその歳出は厳しく精査する必要はありますが暫定税は引続き徴収する事で与野党は同意して貰いたいと思います。

現在日本のガソリン価格は１リットル当り150円前後でこの高値が国民の生活を圧迫して居ると言うのが民主党の主張ですがしからば他国はどうかと言う事で他国のガソリン代を調べ高い順にリストにしました。

トルコ 　 270円
イギリス 238円
フランス 218円
韓国 　 199円
日本 　 150円
米国 　 　90円
エジプト 　40円

確かに先進国の中では米国はガソリンが安い事は事実ですが何せ広い国ですから走行距離が日本とは違いますし日本の様に大量輸送網が発達して居ませんから車は必需品で一軒に数台あり又その走行距離は日本の数倍である事を考えると決して安いとは言えません。

エジプトは貧困者層の不満を抑える為に政府から補助金が出て居り国の政策として安値を堅持して居る事から例外的なケースと言えます。　従って日本のガソリン代金は決して他国に比較して高くはないのです。
井上　　出