Thursday, September 06, 2007

イノさんの文箱 (2007/09/06)

平成19年9月4日

横浜で第92回世界エスペラント大会開催

今年がエスペラント語誕生120年目と言う事で横浜で8月初旬に世界57ヶ国から約2千人のエスペランチストが参加した世界大会が開催され民族や国家の壁を越える国際共通語の再評価が行われました。

随分前になりますが日本でのエスペラント協会の活動状況を御伝えしました事がありますが残念ながらエスペラント人口は世界的には減少傾向の様で残念に思います。

エスペランチストは世界中で約100万人そして日本では約1万人に過ぎませんがエスペラント創始者のザメンホフ氏はエスペラント語を通じて民族間の橋渡しを希求すると言う理想を掲げその普及に努めたのですがスタ-リンやヒトラ-に迫害され又正統の言語学者達からも異端視され現在の状況を生んだと朝日新聞編集委員の白石明彦氏が報じて居ます。

世界は1つでなければならずその世界に争い事があってはならない。 その為にも世界共通語を持ちお互いの意思を充分に伝え合う事が大事だと言うザメンホフ氏の理想を今こそ見直す時期に来て居るのではないかと思います。

「エスペラント語は大変勝れた言語であって母語である民族言語よりも自分らしさを表現できる」とクロアチアの女性作家であるスポメンカ・シュティメッツさんの発言が世界大会の会場であったと言う事ですがエスペラント語の詩は音楽性に富み音韻の響きが心地良いとの事ですから詩を愛する人達にも是非学んで貰いたいと願って居ます。

最近年配者の間で詩を作る事が盛んで頂く暑中見舞いや年賀状にも自作の詩を披露される方が多いので皆さんにエスペラント語で詩を書かれる事を是非お奨めしたいと思います。

井上  出

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平成19年9月4日

今年も残り4ヶ月になって終いました。 信じられない速さで時間が流れて行きます。 やりたい事は沢山あるにも拘らず時間だけが過ぎて行きこのところ焦りの様な物を感じます。

併し聖路加病院の日野原先生の御元気な御活躍振りを知るにつけ先生をお手本に元気で長生き出来れば夢を少しは実現出来るのではないかと希望的観測を抱いたりして居ます。

日野原先生は何と95才になられたと言う事ですが先日もシンガポールにトンボ返りの旅をされたと知り唯々驚くばかりです。 一泊もせずに往復され現地でもシッカリ仕事を熟して来られたと言うのですからそんなエネルギ-があの細い身体の何処にあるのかとその秘訣をお聞きしたいものです。

読者からの御指摘もあり「カナダこのごろ」から独立した「文箱このごろ」を新規発行する事にされたとの事了解しました。 兎に角私は御承知の様にコンピュ-タ-音痴ですからよろしく御願い申し上げます。

いずれにしても出来るだけ大勢の方に読んで頂ける事が喜びですから今後共何分よろしく御指導下さい。

井上  出

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平成19年9月5日

村松先生のサキソフォン伝道のお便りを読んでの感想

御長女の40才の誕生パーティ-は大人だけその為に松村先生はお孫さん達のベビ-シッタ-で大忙しだったとの事ですが日本人も見習って大人だけのパ-ティ-を偶には開けるようになると良いですね。


日本人は子供に対し大変寛大で多少の事なら大目に見る傾向があり又大人のパ-ティ-や演奏会にまで子連れで来る親が多く時にはその子供達によって会場の雰囲気が壊されて終う事もあります。

私は友人が理事長をして居る赤坂の山王病院に月に数回は通って居ますが数日前に会計の順番待ちをして居たところ3~4才位の女の子が二人キャ-キャ-言いながら病院のロビ-を走り回って居ました。 あまりに煩いので「走り回っては駄目だよ!!」と注意したのですが無視されました。 近くに居た親が「小父さんに怒られるから静かにしなさい」として子供達を押えて治まりましたがこんな常識すらも守られない最近の日本です。

小父さんに怒られるからではなく病院その他公共の場所では静かにしなければいけないと言うマナーを教えるべきですがその親は私を睨みつけながら子供達にそんな注意の仕方をして居ました。

回りの人達も実際には煩いと思って居ても誰も注意をしないと言う事も問題で日本の将来を背負う子供達には社会全体で教育する必要があると思うのですがこれが大変難しい事の様です。

村松先生がサキソフォンの奏者としてバンク-バ-市民オ-ケストラの一員として御活躍中との事ですが腸に染み渡る様なサキソフォンの音は心に届き悩みを解消して呉れる様に思います。 私は宗教と音楽は一体の物でサキソフォンの演奏を聞いた後に説話を聞かせて頂ければ心に滲み通って行く事間違いないのではないかと思います。

井上  出

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平成19年9月5日

学歴詐称は日本以上に多いと言う韓国

日本では代議士の学歴詐称が良く問題になります。 特に米国に遊学した連中が卒業したと詐称するケースが多いのですがこれは実社会でも結構多いのです。 結局は学歴偏重社会が問題でもう学士様等何の価値もなくなったと私等は思うのですが今でも学歴で人物評価をするレベルの低い連中が多いのです。

米国の大学と違い「大学は遊ぶところと見付けたり」と言う様な学生が殆んどの日本の大学等何の価値もないと私は考えるのですがその証拠に最近問題になって居る学歴の逆詐称(大学を出て居るにも拘らず高校卒として職を得るケ-ス)が大阪でも横浜でも東京でも大変な数に達して居るのです。

学歴の低い人達の為に職を提供して居るにも拘らず清掃員やバスの運転手・給食係他の仕事は給料が世間の標準より高い事から高卒として職を得る大学出が大勢居るのです。

韓国人ジャ-ナリストの安映姫さんが韓国の学歴詐称の現状について驚く様なケースをレポートして居ましたがこの学歴詐称の人物は35才の女性で一時韓国では大変な有名人となり脚光を浴びた女性との事。

実際には韓国の高校が最終学歴であったにも拘らず自称学歴は次ぎの様な物だったと言うのです。

(1) カンザス大学で洋画・版画を学びMBAを取得
(2) エ-ル大学で美術史の博士号を取得

そして偽の証明書を作り就職活動の際に提出したのです。

この女性は韓国で数々の有名美術館の主席学芸員を勤め大学助教授になり超一流の美術館の学芸研究室長を歴任した上遂に韓国で有名な光州ビエンナ-レの最年少芸術監督に就任したと言うのですから驚きです。

この学歴詐称事件はその後波紋を広げラジオの英語教育番組を7年間にもわたって担当した人気講師の学歴詐称が判明し番組を降りたり「お金持の習慣を盗め!!」と言う著書他で有名なコンサルタントが東大卒の詐称を告白したばかりではなく警察特殊捜査課が摘発に乗り出した事から大学教授32名が詐称を告白したと言うのですから信じられない程韓国では学歴詐称が行われていた事が判明したと言うのです。

その後警察によって摘発された学習塾の講師は20数名、現職の大学教授は60余名と言うのですから大変な数字です。 日本同様学歴社会の韓国では高学歴イコール実力と言う評価をする人が多い結果こんな事が起きて終ったのです。

日本でも役所や大学教授の学歴の確認をする事で韓国と同じ様な学歴詐称の事実が沢山出て来る可能性が高い様に思われますがどうでしょう?

井上  出

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