イノさんの文箱 (2007/03/25)

平成１９年３月２６日

「２泊３日で１００万円の宿」

昔東京では一流ホテル御三家は帝国ホテル、オ－クラホテルそしてニュ－オ－タニホテルでしたがその後新御三家としてパ－ク・ハイアット、フォ－シ－ズンズそしてウェスティンが一流ホテルと呼ばれ結婚式はこれ等の中のどこかで挙げたいと若い人達は願って居る様です。

その中のフォ－シ－ズンズホテル椿山荘東京が「おふたり様/２泊夕食２回/朝食２回付１００万円(税・サ－ビス料込み」をＪＣＢの月刊誌THE GOLD に広告して居ました。

部屋のサイズは280㎡のインペリアル スイ－トで部屋代は通常６３５、００0円/泊との事でこれは特別価格との事。　レストランで出す料理の中から希望の物を選び部屋で楽しめるとか、ヘヤ－トリ－トメント(１２０分）を無料、そしてバスロ－ブもプレゼント更には都内なら希望する場所からハイヤ－で送迎のサ－ビスも含まれて居ると言うのですがこんな贅沢が出来る人がいるのでしょうか？

井上　出　　　　(07/03/25受信)

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　平成１９年３月２６日

「米国から学ぶ事は未だ残って居る」

消費期限切れ原料を使用して居た事が内部告発で判明しそれが切っ掛けとなって次々と不祥事が表面化した為に生産中止そして営業中止に追い込まれた不二家ですが米国の衛生管理手法「AIB」を採用する事によって全工場の設備改善を行いました。

その中の埼玉工場だけでも壁や天井の穴や亀裂を埋める等修繕ヶ所は何と１万ヶ所に達し改善項目も1,100を数えたと言うのですから「AIB」と言う管理手法は大変厳しい物である事が判ります。

逆に言えば日本の衛生管理が米国に比較し大変ズサンな状態にあると言う事が判明した訳でこれを機会に日本中の食品メ－カ－が「AIB」を採用する様法制化をして欲しい位に思います。

不二家が「AIB」を採用したのは今回不二家の再建の支援に乗り出した山崎製パンが既にこの手法を採用し実績を上げて居た事があります。

この「AIB」監査員が3月5日から2日間にわたって改善の行われた不二家の埼玉工場を監査した結果1,000点満点のところ不二家は725点だったと言うのですから未だ色々衛生上問題があると言う事になり更なる努力が求められて居るのです。　因みに最低合格点は700点と言うのですから何とかクリアしたレベルであって大阪の不二家泉佐野工場も770点と言うのですから未だ不安が残ります。

食品産業のみならず機械産業の安全基準等にも米国に学ばねばならない点は多く残って居り日本はこれからも米国の進んだ分野に学ぶ必要がある事を認識しました。

井上　出　　　　(07/03/25受信)