Wednesday, March 07, 2007

イノさんの文箱 (2007/03/06)

平成19年3月7日

「若い日本人女性の海外旅行に警鐘」

以前にも治安の良い日本で生まれ育った日本人女性が海外で色々な被害に会って居る事を御伝えし夜間の外出には特に注意する様警鐘を鳴らした事がありますが被害者は増える一方でその多くが被害届けも出さず泣き寝入りになって居る事を御伝えし周囲の人達が事前に海外渡航者には充分注意をして上げて欲しいと思います。

最近治安が悪くなったと言っても日本は他国と比較すると実に安全で深夜に女性が一人歩きが出来る唯一の国と言えるかもしれません。 イタリアで女子大生が4~5人で歩いて居たところをイタリア人の男にアパ-トに連れ込まれ全員が性的暴行を受けた事件がありましたが大勢だから大丈夫と言う甘い考えがこんな事件を生んだのです。

外務省によると在外公館が援護した事件は2005年には15,955件に達し1996年に比べると25%も増えたと言うのですが在外公館に駈け込む人は被害者の中のほんの1部で恐らく実際の件数は10倍以上と言われて居ます。 そしてその殆んどが現地の警察に届け出て居ないのです。 言葉の問題もあるでしょうが女性の場合暴行された事を他人に知られたくないと言う人が多い事が泣き寝入りの主原因なのです。

死亡事故も増えて居ます。 このところ海外渡航者の数が増えはじめましたが被害者にならない様特に夜間の外出は現地の人と一緒かツア-以外は避ける様どうか周囲の友人知人に海外の治安の悪さを伝え注意を促して頂きたいと思います。

井上 出    (07/03/06受信)

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平成19年3月7日

「鍼の話」

私の友人で長い間肝臓病で悩んで居た男が鍼に通う様になり除々に回復し3年で肝臓が完全に正常の働きに戻り今ではピンピンして居ます。 亡父が常々化学療法より物理療法の方が身体に備わって居る自然治癒力を増進するとして鍼や灸を友人知人に奨めて居た事を想い出しますが私も慢性的な腰痛を治す為に鍼に行く事を考えて居ます。

又最近は左の肩から首に掛けて常時痛みがあり薬を飲み続けて居るのですが全く治りませんのでこれも鍼の先生に相談してみようと考えて居ます。 医者についてはセカンド・オピニオンを求める事が日本でも段々に普及して来ましたが鍼についても効果が無い時には先生を代えて見る必要がありますが今度の先生が月に一回と言うのはチョット少なすぎる様に思うのですが如何ですか? 少なくとも悪化して居ないと言う事であれば一安心で新しい先生の技で一日も早く回復される様心から願って居ます。

胃潰瘍が発見されてから疲れ易くなったとの事ですが心の持ち方で変ります。 心ときめかす様な美人と遭遇する為に足腰を鍛えて下さい。 ラジオ体操が日本でも見直されて居ます。 全身運動になる事から出来れば朝晩ラジオ体操をする事を友人の医者が皆に奨めて居ますので私も始めようと考えて居ます。 御元気で。

井上 出     (07/03/06受信)

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平成19年3月6日

「携帯電話の普及で約束の時間を守らない人が増えたと言う話」

友人同士の待合せでも時間通りに来ない人が増えました。 昔なら時間厳守は常識でしたが最近は時間にル-ズな人が増えた事は嘆かわしい事だと私は考えます。 遅れそうだと言う電話を掛けて来る人が実に多いのです。

この世の中は約束事で成り立って居る訳で待合わせやアポイントメントを取った先に時間に出向く事は常識ですがこれが崩れて来ました。 特に若い人にその傾向がある様なので時間に遅れる事は相手に迷惑を掛けるのだと言う基本的な事を認識させる必要があります。

私は昔フィリピンを鉄鋼製品の輸出の仕事で度々訪れましたがその折「マニラ・タイム」なるものがあり、1時間位の遅れは当時のフィリピンでは許容範囲だと言う事を知り驚きました。 取引先の社長はCRISPIN C DYと言う政商でマルコス大統領と太いパイプを持って居ましたが彼は時間には実にル-ズで来日の折鉄鋼会社の幹部とアポイントメントがあっても約束の時間に昼飯を悠々と食べて居る有様で苦労しました。

彼は30年程前に奥さんそして彼の母親の三人でパンアメリカン機の事故でインドネシアのバリ島で亡くなりましたがその息子は父の後継者として立派に成人し3‐4年前には青年会議所の世界の会頭まで勤めた私の自慢の子供達の中の1人です。 今度会ったら彼も父親の様な時間の管理をして居るのかどうか聞いてみようと思って居ます。

フィリピン人は全てに鷹揚で時間に関しては今でも殆んどの人がル-ズです。 逆に言えば日本人の様に時間に追われる様な生き方をして居ないと言う事かもしれません。

南国の人達には似た様な傾向がありハワイの住人達もその他の南の国の人達も同じです。
南米に至っては「アスタ・マニア-ナ」明日があるじゃないかと言う事で仕事を先延ばしをしたり時には支払迄もその対象になりブラジルで商売をして居た時は随分苦労しました。

先日の朝日新聞でペル-政府が今月から全国で「時間を守ろう」キャンペ-ンを始めたと報じて居ましたがペル-のガルシア大統領によれば遅刻によって国民全体で年間30億時間を無駄にして居り損失は50億ペソ(約5,800億円)に達するとし「遅刻を止める事によって国力を高めよう!!」と国民に呼び掛けて居るとの事です。

ペル-に限らず南米では1時間程度の遅刻は日常茶飯事でペル-の国民の84%が「いつも遅刻する」と言う人と「時々遅刻する」と言う人達で占められて居ると言うのですから人を待たせる事に罪の意識はない様です。

ペル-の前大統領のトレド氏は遅刻の常習者として有名だったと言うのですが式典で参列者達を3時間以上待たせた事もあるそうで彼がカバナ村出身の先住民だった事からペル-では「またカバナ時間だ!!」と言う表現が今でも使われて居るとの事。

ガルシア大統領の意気込みは買いますが長い習慣を変えさせる事は非常に難しく改革は途中で挫折する事になる事でしょう。

井上 出 (07/03/06受信)

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