Thursday, March 01, 2007

イノさんの文箱 (2007/03/01)

 平成19年3月1日

「認知症予防について」

認知症は老人だけでなく若い人の間にも発生しその度に家族が悲惨な状況に陥るケ-スが増えて居ます。 

認知症の若い人は体力もあり暴れると家族では押えられなくなる事もありその初期の段階では病院へ行く事を拒否する人も多く家族は大変な苦労をして居るのです。

知能や判断力の低下・抑うつ・幻覚などの症状が現れ日常生活に支障をきたす事から家族は辛い毎日を強いられる事になります。 

そんな事もあって「ピンピンコロリ」を皆望む訳です。

認知症の予防には血管を若く保ち脳の老化を遅らせる為の生活習慣が有効と言われて居り先ずは高血圧と高脂血症を防ぐ事が大事なのです。 

その為には食事が大事です。 脳を使う事で脳の老化を遅らせる事が出来ると言う事は広く知られて居ますがその為には俳句や短歌をやるのも良いでしょうし日記を付けたりおしゃべりもお奨めですし読書も効果があります。 ポカンとして居る時間をなくす事が大事なのです。

90才を越えても元気で活躍して居る人達は例外なく好奇心が旺盛です。 常に新しい事に興味を持つ事が脳を活性化する事になるのです。 

日野原先生は95才で現役を続けて居られますが今でも美しい女性を見ると心がときめくと言われます。 恋愛感情は心をワクワクさせ血液の流れを良くし脳に沢山の刺激を与えて呉れるのです。

元気な長寿者に陽気な人が多いのですが物事に拘ったりクヨクヨしたりしないで多少の事は笑い飛ばす位でないとピンピンコロリと言う訳にはいきません。 それに加えて笑いの効果は絶大でナチュラル・キラ-細胞と言う身体の中の悪玉(癌細胞他)を殺して呉れる細胞が笑う事によって大増殖するのですから是非一日に何回か腹の底から笑うようお奨めします。 以上御参考まで。 

井上 出    (07/03/01受信)

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平成19年3月2日

「盲導犬の繁殖・育成に物申す」

盲導犬の映画がヒットした事もあり今や盲導犬の育成は急務の様に言われて居ます。 併し私は盲導犬育成は動物愛護の精神から言うと許されないのではないかと考えるのです。 動物虐待と紙一重ではないかとさえ思えるのです。

確かに盲人の手足となって働く盲導犬の姿を見ると感動しますし盲人の方々は皆さん盲導犬を手許に置きたいと思われるのは当然だと思います。

併し盲導犬(主にラブラド-ル・レトリ-バ-と言う大型犬)候補の雄は生後半年で去勢され雌は8ヶ月位で不妊手術を受ける為子孫を残せないのです。 しかも去勢され、不妊手術を受けた盲導犬候補の3割位(3匹に1匹)しか盲導犬になれないのです。

従って候補犬の3匹に2匹はその目的以外の生き方を強いられ子供を作る事も出来ないのです。 人間の勝手でこんな事が許されて良いのでしょうか? 又盲導犬は自由を奪われ終生主人の側で忠実な召使として働かなければならないのです。 結果としてストレスもあり盲導犬の寿命は短いのです。

現在国内には950匹程の盲導犬が働いて居ますが盲導犬を希望する人は7,000人以上居りその為に盲導犬を増やす為の活動が進行中です。 そして全国にある9団体が盲導犬の育成に投資を続けて居るのですがこれが全て営利目的で運営されて居り一匹の育成に数百万円の費用が掛ると言われて居ます。

本来犬は猫と違って屋外を走り回る様に出来て居るにも拘らず人間に教育され一生その自由を奪われる訳でこの事に批判の声が上らないのが私には不思議でならないのです。 センサ-を組み込んだ眼鏡が韓国で開発され私のところにも見本がありますが前方に障害物があると警報を発し知らせて呉れると言う製品です。

盲導犬に代る物としてこの様な眼鏡に更に改良を加え眼の不自由な方々が盲導犬なしで一人で外を自由に歩き回る事が出来る様な製品が一日も早く生まれる事を心から願って居ます。 盲導犬に代るロボットの開発も可能だと思います。

井上 出    (07/03/01受信)

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平成19年3月2日

「死刑廃止是か否か?」

御承知の様に2月19日にフランスは死刑を禁止する条項をフランス憲法に書き加える事になりました。 「何人も死刑を処されてはならない」との条項を憲法66条に書き加える改正案を上下両院議員の賛成828票、反対26票の圧倒的多数の賛成で可決したのです。

フランスは1981年に死刑を廃止して居るにも拘らず敢えて今回憲法に死刑禁止を盛り込んだのは「世界にフランス人の価値観を示す為」と言う事らしいのです。

日本は死刑を廃止すると凶悪犯罪が増える可能性が高いとして凶悪犯罪の抑止力効果に期待し死刑制度を存続して居るのです。

現在死刑制度を維持して居る国は中国やインドそして米国に日本更にはインドネシアと人口の多い国々ですが欧州では廃止した国が多いのです。 因みに死刑存続の国の数は69ヶ国
既に廃止した国は88ヶ国そして部分存続と死刑犯への執行停止国は合わせて40ヶ国になりますから国の数から言うと圧倒的に廃止国が多いのですが前述の様に人口の多い国々は存続ですから人口比で言えば未だ死刑存続国民の数は全世界人口の2/3以上になります。

日本でも最近死刑廃止論が擡頭して来て居ますが私は死刑制度は存続すべきだと考えるのですが皆さんは如何でしょうか?

井上 出    (07/03/01受信)

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平成19年3月2日

「思いつくまま」

年が改まったと思ったらもう3月ですから本当に「光陰矢の如し」を実感します。 零細企業の親父は朝から晩迄走り回り(父の好きだった表現で言えば馬車馬の如くと言う事になります)休暇も取れない生活で創業来34年間もこんな生活が続いて居る訳で夢見て居る晴耕雨読の生活は叶いそうもありません。

こんな生活の中でストレスも溜ります。 仕事の上で腹に据えかねる場面も多々ありますがお陰でエッセ-紛いの文章を書きそれを皆さんに読んで頂ける事が唯一の喜びです。 そんな訳で閲覧者数の増減はあまり気になりません。 読んで頂ける方が存在する限り書き続けたいと思って居ます。

メ-ルマガジン「カナダこのごろ」の読者はそれだけの聴衆を前にして話をさせて頂いて居ると言う様な気持ちでこれからもメ-ルを書いて行きたいと考えます。 引続きよろしく御支援下さい。

井上 出    (07/03/01受信)

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平成19年3月1日

「韓国SAMSUNG(三星)の4大御法度」


2月24日付の朝日で三星(SAMSUNG)と金星(LG)との比較記事がありました。 韓国経済の牽引役としてこの2大財閥が果たして来た役割りは高く評価しなければなりませんがこの2社には大きな違いがあると言うのです。

現時点では三星の業績の方が好調で金星はチョット元気がありません。 営業利益を比較すると三星が6兆9,300億ウオン(8,900億円)対し金星は5,349億ウオン(690億円)と大きく差が出て居ます。 売上高も三星が141兆ウオン(18兆円)に対し金星は85兆ウオン(11兆円)社員数では三星が25万人金星が16万人となって居ます。

三星の職場では私語は殆んど聞かれずキ-ボ-ドを叩く音だけ。 一方の金星はうるさい位のおしゃべり音。 そして金星ではお酒の席が断然多いと言うのです。 この事からも両者の違いが判りますが極め付きは三星の4大御法度です。 この4大御法度で社員管理を徹底して居るのです。

御役人の不正や汚職が後を絶たない日本の役所に採用して欲しいと思い御披露します。

(1) 異性関係(社内外を問わず禁止)
(2) 株取引(家族を含め禁止)
(3) 賭博(韓国人は花札をはじめ賭け事好きですがその禁止)
(4) ゴルフ(取引先のみならずプライベ-トでも禁止)

加えて社内の校友会も派閥につながる事から自粛。 同僚同志の会食も二次会に行かないと言うのが不文律との事。

以上は鞭ですが飴もあると言うのです。 それは「地球専門家制度」で毎年200人の社員が選ばれ、自ら選んだ国に赴き一年間大学に行こうが放浪しようが自由と言うのです。 そしてその費用は全額会社が負担して呉れると言うのですから魅力的です。

この制度は1990年から始まり2006年末までに約3,600人が活用したと言うのですがこの制度を始めてから世界を舞台としてダイナミックに活躍する社員が大勢生れる様になったと言うのです。 ハングリ-精神に支えられた韓国人達に日本は急速に追い上げられて居る事実を日本の企業家達は認識し学ばなければならないと私は考えます。

井上 出    (07/03/01受信)

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