アフリカ支援
平成20年6月9日
【アフリカ支援について】
アフリカ開発会議が横浜で先月の28日から3日間にわたって開催されました。 貧困・疫病・紛争・人口増を抱え苦悩するアフリカ諸国を支援しようと言う事でその支援策を話し合ったのです。
民族間の争いが激しく紛争が続発したアフリカですが最近は大きな戦争はスーダンのダルフール紛争・エチオピアとエリトリア間の紛争位でアフリカの政治情勢は安定へと向かって居ます。
経済面でも石油や各種鉱石等天然資源の輸出が急増中で加えて従来からの輸出産品である紅茶やコーヒ-も生産拡大中です。 更に農業技術の進歩で農産物の生産量も増加中で間違いなく経済成長路線を走り出して居ます。
併しサハラ砂漠以南(サブサハラ)地域の人口約7億人の1/2が1日1ドル以下の極貧状態で生活して居り又HIV(エイズ)感染者は世界の60%を占めると言う厳しい状況もあります。 そして人口は貧しい地域程増え続けて居るのです。
アフリカ開発会議開催に際して国連児童基金(ユニセフ)は5月28日横浜市で「アフリカ子供白書2008 - 子供の生存」を発表しましたがアフリカでは毎日1万4千人の子供達が死亡して居る事を明らかにしました。 世界中で毎日3万人が飢死して居ると言われて居ますがこんな現実がある事を日本の子供達に知らしめる必要があると私は考えます。
日本政府がアフリカ問題に肩入れする理由がいくつかありますがそれを拾ってみます。
(1) 国連常任理事国入りをする為にアフリカ諸国の支持が必要
現在国連加盟国の約40%をアフリカ諸国が占めている事から彼等の支持が当選する為には不可欠なのです。
(2) アフリカの天然資源が必要
このところ中国が積極的にアフリカ諸国に対し経済援助を行って居ますがその目的は資源大陸アフリカから天然資源を輸入しようと言う事なのです。 日本も中国に遅れを取る様な事がない様資源開発をアフリカ諸国と共同で進める必要があるのです。
(3) 消費市場としてのアフリカの将来性
中国からの輸入は相変らず増えて居ますが同時に日本からの輸出も増え続けて居ますし消費市場は所得上昇につれて拡大を続けて居ますがアフリカも将来的には日本にとって大きな消費マ-ケットになる事間違いないのです。 従って友好関係を確立し日本からの輸出に結び付けようと考えて居るのです。
(4) アフリカに進出する日系企業の支援
国際協力銀行(JBIC)はアフリカに進出する日系企業の事業に投融資する制度「アフリカ投資ファシリティ」を来春をめどに創設しJBICがその投資リスクの一部を負担し民間投資の「呼び水」とする為に政府が打ち出した総額25億ドルの金融支援の配分を行うのです。 特に原油や希少金属(レアメタル)等の資源開発や加工工場の建設・電力開発に集中投資をさせる方向で動いて居るのです。
アフリカは間違いなく世界経済にとってお荷物ではなく大きく貢献する可能性を持った国々である事を我々は再認識する必要があると私は考えます。
井上 出
【アフリカ支援について】
アフリカ開発会議が横浜で先月の28日から3日間にわたって開催されました。 貧困・疫病・紛争・人口増を抱え苦悩するアフリカ諸国を支援しようと言う事でその支援策を話し合ったのです。
民族間の争いが激しく紛争が続発したアフリカですが最近は大きな戦争はスーダンのダルフール紛争・エチオピアとエリトリア間の紛争位でアフリカの政治情勢は安定へと向かって居ます。
経済面でも石油や各種鉱石等天然資源の輸出が急増中で加えて従来からの輸出産品である紅茶やコーヒ-も生産拡大中です。 更に農業技術の進歩で農産物の生産量も増加中で間違いなく経済成長路線を走り出して居ます。
併しサハラ砂漠以南(サブサハラ)地域の人口約7億人の1/2が1日1ドル以下の極貧状態で生活して居り又HIV(エイズ)感染者は世界の60%を占めると言う厳しい状況もあります。 そして人口は貧しい地域程増え続けて居るのです。
アフリカ開発会議開催に際して国連児童基金(ユニセフ)は5月28日横浜市で「アフリカ子供白書2008 - 子供の生存」を発表しましたがアフリカでは毎日1万4千人の子供達が死亡して居る事を明らかにしました。 世界中で毎日3万人が飢死して居ると言われて居ますがこんな現実がある事を日本の子供達に知らしめる必要があると私は考えます。
日本政府がアフリカ問題に肩入れする理由がいくつかありますがそれを拾ってみます。
(1) 国連常任理事国入りをする為にアフリカ諸国の支持が必要
現在国連加盟国の約40%をアフリカ諸国が占めている事から彼等の支持が当選する為には不可欠なのです。
(2) アフリカの天然資源が必要
このところ中国が積極的にアフリカ諸国に対し経済援助を行って居ますがその目的は資源大陸アフリカから天然資源を輸入しようと言う事なのです。 日本も中国に遅れを取る様な事がない様資源開発をアフリカ諸国と共同で進める必要があるのです。
(3) 消費市場としてのアフリカの将来性
中国からの輸入は相変らず増えて居ますが同時に日本からの輸出も増え続けて居ますし消費市場は所得上昇につれて拡大を続けて居ますがアフリカも将来的には日本にとって大きな消費マ-ケットになる事間違いないのです。 従って友好関係を確立し日本からの輸出に結び付けようと考えて居るのです。
(4) アフリカに進出する日系企業の支援
国際協力銀行(JBIC)はアフリカに進出する日系企業の事業に投融資する制度「アフリカ投資ファシリティ」を来春をめどに創設しJBICがその投資リスクの一部を負担し民間投資の「呼び水」とする為に政府が打ち出した総額25億ドルの金融支援の配分を行うのです。 特に原油や希少金属(レアメタル)等の資源開発や加工工場の建設・電力開発に集中投資をさせる方向で動いて居るのです。
アフリカは間違いなく世界経済にとってお荷物ではなく大きく貢献する可能性を持った国々である事を我々は再認識する必要があると私は考えます。
井上 出
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