Tuesday, March 04, 2008

人工ふかひれ

平成20年3月4日

【人工フカヒレ東南アジアで注目】

キャビア・イクラ・カニと日本で開発された人工珍味は世界中で高い評価を得て良く売れて居ます。
 
赤身の牛肉に動物脂肪を注入し霜降り肉まで作って終う日本人の知恵と技術には驚くばかりですが遂に人工フカヒレが登場しました。

宇都宮市の食品メ-カ-日光ゆば製造と言う会社が中華料理の高級食材であるフカヒレを人工的に作り上げジェトロ(貿易振興会)と組んで中国や台湾への輸出を本格化させると言うのです。

この人工フカヒレは豚ゼラチンを主原料にしたもので2004年に生産を開始し現在月に約1トン製造して居るものを生産拡大する計画との事。 

価格は天然フカヒレの10%程度と安い事から今後フカヒレス-プやフカヒレラ-メンとして日本でも安く食べられる事になりそうです。

天然のふかひれの最大の産地は日本で日本で取れたフカヒレが香港・台湾・中国そしてシンガポールやタイに迄大量に輸出されて来ましたがサメの乱獲の結果天然のフカヒレの生産量が激減して居る事から今後大きなマ-ケットが期待出来ます。 世界の珍味で残されたものはフォアグラとトリフ位でこれもいずれ人工物が開発される事でしょう。

私の会社では30年近く前にイスラエルからフォアグラを輸入した事がありその折フォアグラのステ-キを生れて初めて食べたのですがその時の信じられない程の美味しさは終生忘れる事が出来ません。 

コレステロールの固まりみたいなフォアグラは今はドクタ-ストップで食べられませんので是非人工フォアグラを食べてみたいと思います。

フォアグラは鵞鳥に無理遣り大量の餌を口から押し込んで肝臓を肥大させ大きい物は1個1キロ位になる迄餌を食べ続けさせる事から動物愛護協会の抗議によってイスラエルでは殆んど現在は生産されて居らずハンガリ-あたりから主に輸入されて居ます。

フランスはフォアグラで有名ですがイスラエルやハンガリー他から輸入した物にトリフを少量入れ缶詰にしMADE IN FRANCEとして世界中に輸出して来ました。 

併しこれも将来的には全面飼育禁止になる可能性があり人工フォアグラの誕生が待たれて居ます。

井上  出

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