Monday, March 03, 2008

タクシー料金

平成20年3月3日

【日本のタクシ-料金は高過ぎる】
 
タクシ-に乗る度に必ず運転手にタクシー料金値上の影響が出たかどうかと言う質問をするのですが昼間はあまり影響が無いが夜はやはり少し売上は落ちて居ると言う回答です。 

併し何故日本のタクシ-料金は高いのでしょうか?

今回の料金値上理由はガソリン価格の高騰と運転手の待遇改善と言う事になって居ますがそれではガソリン価格が下がったら料金が値下げになるかと言うとその可能性は零です。

競争が激しく又儲からないと言う割には多くの企業がタクシー業に新規参入して居ますから結構美味しいビジネスであろうと思われます。
 
バブルの頃と違い確かに空車が目立ちますがそれでもタクシ-会社の倒産が少ないのは儲かる商売なのでしょう。 それにしても世界で恐らく一番高い料金体系の日本のタクシ-を常識的なレベルにまで下げられないものでしょうか?
 
一度政府も特別委員会でも設けて実態調査をして貰いたいものです。

シンガポールは東南アジアでは日本の次に所得水準の高い国と言われて居ますがそのシンガポールでも日本同様昨年の12月からタクシー料金が値上されました。 

その結果初乗り料金が2.5シンガポールドルから2.8シンガポールドル(約210円)に値上されたと言うのです。
 
12%も値上されたと言うのですが初乗りが210円で日本の初乗り料金710円と比較すると1/3以下です。

好景気による需要急増と深刻なタクシ-不足の結果今回の値上に踏み切った訳ですがシンガポールのタクシー料金体系は複雑で平日の朝夕はラッシュアワ-料金と称して35%の割増し更に都心料金や深夜料金がある為値上後は客待ちの車が増えたと言うのですがそれにしても日本のタクシー料金に比べると1/2以下でそれでも商売が成り立って居るのです。

今日本政府は外人観光客の誘致に力を入れ世界各地でキャンペーンを展開中ですが来日外国人は日本のタクシー料金の高さを例外なく指摘します。
 
空港から都心までのタクシー料金が$200超などと言う国は世界に外にありません。

料金値上ではなく値下げの為の調査と指導を政府には求めたいと思います。
井上  出

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