イノさんの文箱 (2007/10/05)
平成19年10月5日
中国の環境汚染問題深刻
中国政府は自国の環境汚染が救いのない段階に達して居るにも拘らず浄化に正面から取り組もうと言う姿勢を見せず相変らず軍備拡張や宇宙開発に膨大な国家予算を注ぎ込み続けて居ます。
英国のオブザ-バ-紙の社説で「米国に代り今や中国が世界で最も環境汚染の進んだ国となった。 中国の共産党支配の政治システムが変わらない限り経済の汚染体質は残り続ける。」と指摘して居ますが全くその通りだと思います。
先進国の仲間入りをするとか宇宙開発で米ソに追い付き追い越すとか日本に代っての極東の盟主になろうとか国威高揚の為に狂奔する前に自国民の生活向上と環境汚染対策に本腰を入れての取り組みが急務である事を中国政府は認識すべきなのです。
中国の都市や地方で環境汚染への抗議行動が拡大して居るにも拘らず中国政府はデモ鎮圧に軍隊を出す事はしても汚染を減らす為の行動はゼスチャ-だけと言うのが現状なのです。
どれだけ汚染が深刻かいくつか例を御示しする事にします。
癌村と呼ばれる主な地域(1) 河南省黄孟営村: 14年間に105人が癌で死亡
(2) 河南省老観嘴村: 3年間に死亡した49人のうち85%以上が癌患者
(3) 陝西省竜嶺村: 1974年から2004年迄に死亡した59人のうち癌患者は36人
(4) 江蘚省洋橋村: 2001年から2004年迄に死亡した人達の7割が癌患者
(5) 山東省肖家店村: 2004年度に死亡した21人のうち7割が癌患者
(6) 甘粛肖打拉猪村: 2006年度に死亡した14人のうち11人が癌患者
国家環境保護総局なるものが存在しますがその活動は地方政府の経済成長路線優先と言う壁に阻まれその動きは鈍く殆んど機能して居ませんし汚染物質排出工場の立ち入り検査も検査官へのワイロが障害となって摘発は進んで居ません。
上海の母なる川と呼ばれる黄浦江の水質検査を最近行ったところヒ素やセレンと言った重金属が大量に含まれて居たとの事で大腸菌の数は1リットルあたり何と12,000個もあったと言うのですから到底飲料水としては使えません。
中国では生ゴミの焼却処理施設が限られて居る為殆んどの生ゴミは地中に埋められて居るのですがこれが夏場には悪臭を放ち上海浦東空港もひどい悪臭に悩まされて居ると言うのです。
又地中に埋められたゴミは地下水汚染にもつながる訳で中国では水道水は一切飲めないと言う状況ですが貧しい人達は汚れた水道水を煮沸して飲んで居るのです。
中国で生れた酸性雨は日本にも降りますが中国の全土の1/3には頻繁に酸性雨が降り中国全土の7割で河川湖が汚染され都市周辺では河川の9割が深刻な汚染によって飲料水には適さないのです。
工場による大気汚染によって4億人が呼吸器疾患に掛って居り3億の農民が安全な水が飲めないとなると人間の住むところではありません。
オリンピックどころではないのです。
こんな状況を放置し中国政府は何時までも安泰であるはずはありません。
実際に住民達による抗議行動の数は増え続け過激化して来て居る事から共産党支配が覆る可能性も出て来て居るのです。
井上 出
* * * * *
平成19年10月5日
村松牧師のバンクーバ-便りを興味深く読ませて頂きました。 バンク-バ-には蚊も虫も蛇も居ないがネズミが沢山居るとの事ですがゴキブリは居ますか? 又蝿はどうでしょうか?
日本人は秋には虫の音を愛でると言う習慣がありますが外国人には虫の鳴き声は雑音以外の何物でもないと言われて居ます。 鯨の保護も結構ですがその前に自分の周囲にある自然を楽しみ大切にする心を日本人から学んで貰いたいと思います。
鯨と言えば鮪を鯖の遺伝子を変える事で鯖から誕生させると言う実験が日本で注目されて居ます。 充分可能な事が判ったと新聞が報じて居ましたがこれに成功すれば養殖鮪を大量に生産する事が出来世界中から非難されて居る日本が自前で鮪を生み育てる事が出来ると思います。 寿司に鮪がないのでは話になりませんので一日も早く鯖から鮪を生む技術を確立して欲しいと願って居ます。
バンク-バ-の住宅街にラク-ン・スカンク・リスそしてコヨ-テ迄も入り込んで来て居ると言うのは近くの森で食べる物を充分に得られないからであろうと推察します。 日本でも猿や鹿そして猪の被害が急増して居り最近では洗い熊が大量繁殖して問題になって居ます。 ペットとして飼って居た人達が放置した物が増えて居るのです。
村松牧師が言われる様に先住者である野生動物との共存は人間にとって大きなテ-マであって大変解決の難しい問題だと思います。
井上 出
中国の環境汚染問題深刻
中国政府は自国の環境汚染が救いのない段階に達して居るにも拘らず浄化に正面から取り組もうと言う姿勢を見せず相変らず軍備拡張や宇宙開発に膨大な国家予算を注ぎ込み続けて居ます。
英国のオブザ-バ-紙の社説で「米国に代り今や中国が世界で最も環境汚染の進んだ国となった。 中国の共産党支配の政治システムが変わらない限り経済の汚染体質は残り続ける。」と指摘して居ますが全くその通りだと思います。
先進国の仲間入りをするとか宇宙開発で米ソに追い付き追い越すとか日本に代っての極東の盟主になろうとか国威高揚の為に狂奔する前に自国民の生活向上と環境汚染対策に本腰を入れての取り組みが急務である事を中国政府は認識すべきなのです。
中国の都市や地方で環境汚染への抗議行動が拡大して居るにも拘らず中国政府はデモ鎮圧に軍隊を出す事はしても汚染を減らす為の行動はゼスチャ-だけと言うのが現状なのです。
どれだけ汚染が深刻かいくつか例を御示しする事にします。
癌村と呼ばれる主な地域(1) 河南省黄孟営村: 14年間に105人が癌で死亡
(2) 河南省老観嘴村: 3年間に死亡した49人のうち85%以上が癌患者
(3) 陝西省竜嶺村: 1974年から2004年迄に死亡した59人のうち癌患者は36人
(4) 江蘚省洋橋村: 2001年から2004年迄に死亡した人達の7割が癌患者
(5) 山東省肖家店村: 2004年度に死亡した21人のうち7割が癌患者
(6) 甘粛肖打拉猪村: 2006年度に死亡した14人のうち11人が癌患者
国家環境保護総局なるものが存在しますがその活動は地方政府の経済成長路線優先と言う壁に阻まれその動きは鈍く殆んど機能して居ませんし汚染物質排出工場の立ち入り検査も検査官へのワイロが障害となって摘発は進んで居ません。
上海の母なる川と呼ばれる黄浦江の水質検査を最近行ったところヒ素やセレンと言った重金属が大量に含まれて居たとの事で大腸菌の数は1リットルあたり何と12,000個もあったと言うのですから到底飲料水としては使えません。
中国では生ゴミの焼却処理施設が限られて居る為殆んどの生ゴミは地中に埋められて居るのですがこれが夏場には悪臭を放ち上海浦東空港もひどい悪臭に悩まされて居ると言うのです。
又地中に埋められたゴミは地下水汚染にもつながる訳で中国では水道水は一切飲めないと言う状況ですが貧しい人達は汚れた水道水を煮沸して飲んで居るのです。
中国で生れた酸性雨は日本にも降りますが中国の全土の1/3には頻繁に酸性雨が降り中国全土の7割で河川湖が汚染され都市周辺では河川の9割が深刻な汚染によって飲料水には適さないのです。
工場による大気汚染によって4億人が呼吸器疾患に掛って居り3億の農民が安全な水が飲めないとなると人間の住むところではありません。
オリンピックどころではないのです。
こんな状況を放置し中国政府は何時までも安泰であるはずはありません。
実際に住民達による抗議行動の数は増え続け過激化して来て居る事から共産党支配が覆る可能性も出て来て居るのです。
井上 出
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平成19年10月5日
村松牧師のバンクーバ-便りを興味深く読ませて頂きました。 バンク-バ-には蚊も虫も蛇も居ないがネズミが沢山居るとの事ですがゴキブリは居ますか? 又蝿はどうでしょうか?
日本人は秋には虫の音を愛でると言う習慣がありますが外国人には虫の鳴き声は雑音以外の何物でもないと言われて居ます。 鯨の保護も結構ですがその前に自分の周囲にある自然を楽しみ大切にする心を日本人から学んで貰いたいと思います。
鯨と言えば鮪を鯖の遺伝子を変える事で鯖から誕生させると言う実験が日本で注目されて居ます。 充分可能な事が判ったと新聞が報じて居ましたがこれに成功すれば養殖鮪を大量に生産する事が出来世界中から非難されて居る日本が自前で鮪を生み育てる事が出来ると思います。 寿司に鮪がないのでは話になりませんので一日も早く鯖から鮪を生む技術を確立して欲しいと願って居ます。
バンク-バ-の住宅街にラク-ン・スカンク・リスそしてコヨ-テ迄も入り込んで来て居ると言うのは近くの森で食べる物を充分に得られないからであろうと推察します。 日本でも猿や鹿そして猪の被害が急増して居り最近では洗い熊が大量繁殖して問題になって居ます。 ペットとして飼って居た人達が放置した物が増えて居るのです。
村松牧師が言われる様に先住者である野生動物との共存は人間にとって大きなテ-マであって大変解決の難しい問題だと思います。
井上 出
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