Saturday, July 07, 2007

古き良き江戸時代 (2007/07/06)

平成19年7月6日

古き良き時代江戸

当時世界最大の都市で人口100万人を超えて居たと言われる江戸の街には芥一つ落ちて居なかったとの事。 今世界中でリサイクルが叫ばれて居ますが江戸では全てがリサイクルされて居たと知ってから私自身江戸時代の庶民の生活に大変興味を持つ様になりました。

そんな事もあり昨日は「江戸しぐさ語りべの会」主宰の越川禮子氏の話を聞いて来ました。 1926年生まれと言う事ですから80才ですが背筋はピンと伸びて居ますし補聴器なしで受け答え出来ますし実に御元気な方でした。

粋で素敵な江戸しぐさの代表的な動きは(1)傘かしげ、(2)肩引きとの事で共に道で前から来る人と擦れ違う際に相手を思い遣って(1)は傘を外にかしげ相手に傘の雫が当らない様にする事、(2)は肩を引いて相手に肩がぶつからない様にする事だったそうです。 無駄な事は極力避けると言う事の様です。

常に相手の立場を考えて行動する事が江戸っ子の心意気だったそうで(1)時間に遅れない、(2)約束は守る、そして(3)見て解る事は言わない最後に(4)読んで判る事は聞かないを鉄則にして居たそうです。

長屋の住人達は貧しくとも常に清潔を保ち正直に生きる事と笑顔を忘れない様に努めたそうです。 特に朝晩の挨拶を大事にして居たとの事でした。 互助の精神も旺盛だった様です。

子育てについては3才迄に心を学ばせ、6才迄に躾を身に付けさせ、9才迄に物の言い方(言葉/表現)を学ばせたと言うのですが現代の子供の教育にも生かせたいと思いました。

この頃の若者は道で擦れ違う際に傘を引くような者は殆んど見られませんしましてや身体がぶつからない様肩を引く等と言う動作は先ず期待出来ません。 正面からぶつかって来て詫びの言葉もありません。

小学校の道徳の時間に是非江戸しぐさを教えてやって貰いたいと思いました。

井上  出 (07/07/06受信)

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