Monday, May 12, 2008

中国の話題

平成20年5月12日

【中国のホットニュ-ス2題】

(1) 祝儀判定機の登場
中国浙江省で結婚式で祝儀をもらった折にその紙幣の真贋をチェックし紙幣を数える機械が広く採用されて居るというのです。

コピー大国中国には当然の事ながら偽札も多く折角貰った祝儀が偽札だったと言う事件が増えて居る事からこんな判定機が使われて居るのです。

偽札の場合警報が鳴るとの事又祝儀をいくら包んだか一目瞭然である事から参列者は頭の痛いところだそうです。 


(2) 死刑執行最大国中国

先日も日本の死刑囚は死刑執行がズルズルと延ばされ100人以上が現在拘留されて居る事について御伝えしましたが中国では実に簡単に死刑判決が行われ直ちに死刑執行が行われて居ます。

国際人権団体アムネスティ・インタ-ナショナルによれば2007年に世界24ヶ国で約1,252人の死刑執行がありその38%を占める470人が中国であったと言う事です。 併しこの数字は2006年には1,010人の死刑執行があった事から見れば大幅な減少と言うのですが、これは従来は省レベルで行われていた物を最高裁が承認する様に法律改正をした為に一時的に減ったもので又4桁に戻ると見られて居ます。

中国政府は死刑に関する情報を一切開示して居ませんが米国人権団体の報告書ではアムネスティの情報は間違いで年間6,000人が処刑されて居るとの指摘もありますが、いずれにしても世界最多である事は間違いありません。 そしてこの中には反体制派の政治犯も大勢含まれて居ると言うのですから中国では政府に逆らった大勢の人達が殺害されて居るものと思われます。

チベット問題のみならず死刑執行問題も今回のオリンピックを契機に世界で取り上げ改めさせる必要があります。

井上  出

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