Thursday, May 01, 2008

碁石

平成20年4月30日

【お宅に眠る碁石はお宝では?】

1個10万円以上の値が付く白い宝石は宮崎県日向市のお倉ヶ浜に生息する「日向ハマグリ」から作られた碁石で日向灘の荒波にもまれ15年から20年の寿命を全うした貝から作られた物だそうです。 この貝の殻の厚味は12mmもあるとの事で緻密で固く「年輪」を示す縞目がうっすらと刻まれた物が最高品質と言われて居ます。

なめらかな輝きをまとう乳白色にころんとしたフォルム。 目を凝らせばゆるやかに曲線を描く縞模様が表面に浮かび上る「日向特産ハマグリ碁石」は原料の貝殻が入手できない為今では殆んど作られて居ないと言う事です。

1960年代から理由は不明ですが碁石に適した日向ハマグリが激減した為に現在はメキシコ産ハマグリの殻が殆んど100%で日向産の貝が揃い1セット生産出来るのは数年から十数年も掛るのが現状なのです。 従って色・縞模様の最高ランクと言われる「雪印」と言うグレ-ドの物は白180個黒181個のセットで何と5,000万円の値が付くとの事。

昔はチョットした碁石は日向の白石だったとの事なので若しお宅に古い碁石がありましたら御調べ下さい。 若しかしたら大変な値打物かもしれません。

井上  出

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