Tuesday, October 16, 2007

上海旅行雑感 (2007/10/16)

平成19年10月16日

上海旅行雑感(1) - TAXIのお話

北京と違い海に面して居る事もあり風がスモッグを吹き払って呉れる為に青空が良く見えるのが上海ですが毎日5,000台増え続けると言われる自動車の吐き出す排気ガスの影響で風の無い日は北京の様に街をスモッグが覆う様になりました。

今回の訪問で一番驚いた事はタクシ-ドライバ-の無謀運転で空港からダウンタウン迄40KM程の高速道路はスピード制限が110KM/Hであるにも拘らず実際には130~140KM/Hで走る車が殆んどでその間をタクシーがそれこそレース上の様にデッドヒートを繰り広げて居る事でした。

方向指示器も出さずに右や左に瞬時に移り150KM/H位の高速で走るのですから外国人の乗客は恐怖で震い上って居ます。 

併し料金は安く空港からダウンタウン迄130元前後ですから邦貨にすると2,200円程度です。 安全の為にも当局はスピードの取締りを厳しくして乗客の安全を確保して貰いたいと思います。

車のサイズは皆日本のタクシーで言えば小型ですから事故が起きれば死にもつながる訳で保安(警察)も厳しく取締まって欲しいと切に願います。 

私の友人で良く上海に仕事で出掛ける男は料金を倍払うからユックリ運転して呉れと言って実際に割増料を払って居るそうです。

安全と言えば安全ベルトはあっても使用する人は殆んど居ません。今回偶々3人でタクシ-に乗った折助手席に座ったスペインからのバイヤ-の1人がベルトをしたところ白いYシャツが黒くなって終いました。 

前回上海を訪れた折にも同じ経験をしたのですが全くベルト着用は励行されて居らず特に高速走行では大変危険ですから警察にスピード違反摘発と併せ安全ベルトの徹底加えて走行中の携帯電話使用を厳しく取締まって貰いたいと思います。 

携帯電話使用には200元(約3,400円)の罰金がありますが皆運転中に平気で使用して居りこれ又危険です。

タクシ-と言えば日本でも一時運転手と後部座席との間にプラスチックの板を設置し強奪に備えた時期がありますが上海のタクシ-は運転席をプラスチックの防御物でスッポリ包んで居り運転手の安全を確保して居ます。 

又面白いのは助手席に乗る人が多い事です。 これは乗る人の好みの問題の様ですが前に座った方がドライブを楽しめると言う事の様です。

数は圧倒的に少ないのですが女性運転手も見掛ける様になりましたし実際に今回乗ったタクシ-の中にも女性運転手が居ました。 女性だから少しは優しい運転をして呉れるかと期待したのですがこれが市内でもスピードは出すし右折の際左から車が来ても無視するわ・クラクションは頻繁に鳴らすわで男性運転手顔負けの荒い運転でした。

以上上海のタクシ-についてお伝えしました。

井上  出

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