イノさんの文箱(2006/08/17)
「世界小売業第三位英国のテスコのアジア戦略」
米ウォ-ル・マ-トそして仏カルフ-ルのアジアに於ける失敗は自国のスタンダ-ドを他国の市場に持込んだ事がその最大の原因である事は先日御伝えしましたが、世界の大手企業が苦戦して居る中英国のス-パ-マ-ケットチェン、テスコが着実に市場を拡大して居ます。
その成功の秘密は (1)テスコと言う名前に拘らない (2)徹底した現地化 (3)運営は地元スタッフ中心 (4)仕入地元重視 にあると言われて居ます。 特に店名については中国では「楽購ハイモ-ル」、韓国では「ホ-ム・プラス」、タイでは「テスコ・ロ-タス・エクスプレス」、トルコでは「キパ」、日本では「TSURUKAME」、そして「エクスプレス」とテスコと言う名前は殆んど使用して居ません。
2005年のアジア事業の売上高は43億6千9百ポンド(約9千4百億円)と一兆円に達する勢いで、2004年度に比べて1.5倍増と言うのですから大変な躍進振りです。 そしてウォ-ル・マ-トの本拠地米国にも進出を決定し、カリフォルニアだけでも最低100店舗用の用地を募集中と言うのですからウォ-ル・マ-トの牙城にどうやって食い込むか大変興味があります。
第一歩としてセブン・イレブン(イト-ヨ-カド-子会社)と対抗するコンビニエンス・ストア「エクスプレス」スタイルでの展開を計画中との事、先づはセブン・イレブンとの争いになるでしょうが最終的に彼等が考えて居る競争相手はウォ-ル・マ-トです。
日本の海外進出企業もテスコの戦略である (1)徹底した現地化 と (2)運営を地元スタッフ中心で考える の二点を今一度自社の現状について検証してみる必要があると私は考えます。
井上 出 (06/08/17)
* * * * *
「従業員が嬉々として働く職場」
散歩の際以前に比べ足が重くなった様に感じると言うお話ですが私は走れなくなって終いました。 兎に角一日2,500~2,600歩しか歩かないのですから足はドンドン衰えて行きます。 オフィスでは出来るだけ階段を使う様にして居るのですがあまり効果なくやはり自転車を漕いだり足踏み器を使ったりしなければと思うのですが、家に帰ると疲れて終ってマッサ-ジチェアのみと言う毎日です。 スポ-ツクラブに入って居てもサウナとマッサ-ジのみで反省の毎日です。 「筋肉を自分で動かすのもマッサ-ジで筋肉を解すのも同じだ」等と自分を納得させ怠けて居ます。 そして足は更に弱って行きます。
アルバ-タの石油ブ-ムがBCにまで波及して来て人手不足との事。 今年のカナダの景気はアルバ-タ主導で大きく上昇する事でしょう。 昔の様にカナダドルの方が米ドルよりも価値が上になるのは時間の問題だと思います。 お金があればカナダドルは間違いなく買い場です。
マネ-ジメントによって従業員が嬉々として働く様な職場の雰囲気が生れると言うのは全くその通りだと思います。 それとやはりトップが働く姿を従業員に見せる事。 「親の後ろ姿を見て子供は育つ」と薬師寺の亡くなった管長が良く言って居られましたが企業も一緒だと思います。
加えて社内のコミュニケ-ションが大事でトップは一方的に部下に仕事を押し付けるのではなく権限の委譲によって各人が自分の判断で仕事を消化して行ける様な組織作りが大事だと考えます。 更にはトップが自分は今何を主要テ-マとして取り上げて居るか、又会社は何を目標に前進して居るのかを従業員に知らしめる事が必要だと思います。
私も評論家的言辞を弄んで居るだけで自分の会社ではワンマンで「黙って付いて来い」スタイルで何時も反省して居ます。
井上 出 (06/08/17)
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「エスカレ-タ-上の歩行禁止を !!」
エスカレ-タ-はその上を昇り降りする様には設計してありません。 又激しく昇降するとその衝撃で急停止する様センサ-が組み込まれて居るのです。 それにも拘らず駅を中心にデパ-トでもショッピングモ-ルでも駈け昇る人が最近実に多いのです。
関東では右側を関西では左側を急いでエスカレ-タ-を駈け昇る人達の為に空けて立つ事が最近ではエスカレ-タ-利用の際の常識の様になって居ます。 これがエチケットだと思って居る人が多いのです。
この様な行為によって起きる事故や身体が触れたとか突き飛ばしたとかと言う事が原因で起きる傷害事件が各地で頻発して居ます。 偶に「歩かないで下さい」と言う掲示を見る事はありますが稀で規制は全く行われて居ません。
傾斜の急な駅のエスカレ-タ-等では突き飛ばされて転んだ場合それが切っ掛けになって大勢の人が将棋倒しになり大きな事故が発生する危険があります。 小さな事故は数え切れない位発生して居るのです。
外国でエスカレ-タ-を利用する事がありますが駈け昇る様な人を見掛けた事はありません。 何故そして何時から日本人はこんな行動をする様になったのでしょうか?
エスカレ-タ-を駈け昇らなければならない程忙しく秒読みしなければならない様な仕事に従事して居るからなのでしょうか? 答えは「NO」で皆がやるから自分もやらないと損する様な気分になると言うのが理由なのです。
加えてエスカレ-タ-上を駈け昇る事が危険であり又その様に設計されて居ないと言う事を知らない人が殆んどだと思います。 本来なら法令で禁止すべきだと思うのですがそんな動きはありませんので、先づマスコミ主導で駈け昇り禁止のキャンペ-ンを展開して貰いたいと願って居ます。 芸能人のスキャンダルを追い求めるばかりではなく時には社会にプラスになる事もして欲しいと願います。
「狭い日本そんなに急いで何処へ行く!!」と言う自動車運転のマナ-を訴える標語がありましたが同じ事で、もっとユッタリした気持で毎日を過す様特に若い人達にアドバイスしたいと思います。
井上 出 (06/08/17)
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「生前の葬儀予約の改めてのお奨め」
遺族の混乱に乗じて暴利を貪る日本の葬儀社を上手に利用する為には生前予約が絶対に必要です。 一般的な葬儀は250~300万円が相場と言う事ですがこれを150~250に押え込む事は可能ですし、又コロラド州デンバ-の葬儀社が日本に進出して来て居ますがこの会社では1件60万円で予約を受け付けて居るとの事でこれからこの業界でも一波乱ありそうです。 アメリカのこの会社は既に2,400件の予約を東京地域で取り付けたとの事で、葬儀に一番お金を掛ける名古屋にも進出を決めたとの事です。 因みに375万円が名古屋の平均との事です。 結婚と葬儀にお金を掛ける名古屋人は結局見栄っ張りなのでしょうか?
自分の葬儀の参列者を感動させる様な物にしたいとして色々なアイディアを考え出すと言う作業は案外楽しい仕事かもしれません。 「ピンピンコロリ」に加え自分の葬儀の企画をし葬儀社に生前予約をする事を是非お奨めしたいと思います。
ところで火葬料はどの位が相場か皆様御存知でしょうか? 葬儀社として参入する人は多いのですが火葬場に参入する人がいないのは何故か御判りでしょうか? 要するに儲からないからなのです。
日本環境斎苑協会の調査によると火葬手数料の設定は1万円以下が全体の6割を占めて居ると言うのです。 そして無料も2割あると言うのですから燃料費にもなりません。 各自治体が火葬を「福祉行政」の一環として政策的に低い料金で提供し続けて居る事がこんな安い価格設定の原因なのです。
では火葬に実際にかかる費用はいくらかと言うと何と1件あたり4万4千円のコストが掛ると言うのですから1件について3万4千円の赤字と言う事になりますが、これは全て税金で穴埋めされて居るのです。
2005年に全国で亡くなった人の数は108万人との事ですが、国立社会保障人口問題研究所の推計によれば2038年には死亡者数は170万人に膨れ上がり現在の火葬能力ではとても処理出来なくなると言うのです。
国内で稼動して居る火葬場の数は現在約1,600ヶ所、この9割以上が公設火葬場で当然の事ながら親方日の丸で無駄が一杯で効率も悪いのですが、それでも稼働率は99.7%と言うのですから殆んど現在でも満杯状態なのです。
従って生前予約をして火葬場も押えて置かないと火葬迄に何日も待たされると言う事態が発生するのは間違いないのです。
以上、日経新聞8月17日の夕刊の記事も参考にしながらレポ-トさせて頂きました。
井上 出 (06/08/17)
米ウォ-ル・マ-トそして仏カルフ-ルのアジアに於ける失敗は自国のスタンダ-ドを他国の市場に持込んだ事がその最大の原因である事は先日御伝えしましたが、世界の大手企業が苦戦して居る中英国のス-パ-マ-ケットチェン、テスコが着実に市場を拡大して居ます。
その成功の秘密は (1)テスコと言う名前に拘らない (2)徹底した現地化 (3)運営は地元スタッフ中心 (4)仕入地元重視 にあると言われて居ます。 特に店名については中国では「楽購ハイモ-ル」、韓国では「ホ-ム・プラス」、タイでは「テスコ・ロ-タス・エクスプレス」、トルコでは「キパ」、日本では「TSURUKAME」、そして「エクスプレス」とテスコと言う名前は殆んど使用して居ません。
2005年のアジア事業の売上高は43億6千9百ポンド(約9千4百億円)と一兆円に達する勢いで、2004年度に比べて1.5倍増と言うのですから大変な躍進振りです。 そしてウォ-ル・マ-トの本拠地米国にも進出を決定し、カリフォルニアだけでも最低100店舗用の用地を募集中と言うのですからウォ-ル・マ-トの牙城にどうやって食い込むか大変興味があります。
第一歩としてセブン・イレブン(イト-ヨ-カド-子会社)と対抗するコンビニエンス・ストア「エクスプレス」スタイルでの展開を計画中との事、先づはセブン・イレブンとの争いになるでしょうが最終的に彼等が考えて居る競争相手はウォ-ル・マ-トです。
日本の海外進出企業もテスコの戦略である (1)徹底した現地化 と (2)運営を地元スタッフ中心で考える の二点を今一度自社の現状について検証してみる必要があると私は考えます。
井上 出 (06/08/17)
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「従業員が嬉々として働く職場」
散歩の際以前に比べ足が重くなった様に感じると言うお話ですが私は走れなくなって終いました。 兎に角一日2,500~2,600歩しか歩かないのですから足はドンドン衰えて行きます。 オフィスでは出来るだけ階段を使う様にして居るのですがあまり効果なくやはり自転車を漕いだり足踏み器を使ったりしなければと思うのですが、家に帰ると疲れて終ってマッサ-ジチェアのみと言う毎日です。 スポ-ツクラブに入って居てもサウナとマッサ-ジのみで反省の毎日です。 「筋肉を自分で動かすのもマッサ-ジで筋肉を解すのも同じだ」等と自分を納得させ怠けて居ます。 そして足は更に弱って行きます。
アルバ-タの石油ブ-ムがBCにまで波及して来て人手不足との事。 今年のカナダの景気はアルバ-タ主導で大きく上昇する事でしょう。 昔の様にカナダドルの方が米ドルよりも価値が上になるのは時間の問題だと思います。 お金があればカナダドルは間違いなく買い場です。
マネ-ジメントによって従業員が嬉々として働く様な職場の雰囲気が生れると言うのは全くその通りだと思います。 それとやはりトップが働く姿を従業員に見せる事。 「親の後ろ姿を見て子供は育つ」と薬師寺の亡くなった管長が良く言って居られましたが企業も一緒だと思います。
加えて社内のコミュニケ-ションが大事でトップは一方的に部下に仕事を押し付けるのではなく権限の委譲によって各人が自分の判断で仕事を消化して行ける様な組織作りが大事だと考えます。 更にはトップが自分は今何を主要テ-マとして取り上げて居るか、又会社は何を目標に前進して居るのかを従業員に知らしめる事が必要だと思います。
私も評論家的言辞を弄んで居るだけで自分の会社ではワンマンで「黙って付いて来い」スタイルで何時も反省して居ます。
井上 出 (06/08/17)
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「エスカレ-タ-上の歩行禁止を !!」
エスカレ-タ-はその上を昇り降りする様には設計してありません。 又激しく昇降するとその衝撃で急停止する様センサ-が組み込まれて居るのです。 それにも拘らず駅を中心にデパ-トでもショッピングモ-ルでも駈け昇る人が最近実に多いのです。
関東では右側を関西では左側を急いでエスカレ-タ-を駈け昇る人達の為に空けて立つ事が最近ではエスカレ-タ-利用の際の常識の様になって居ます。 これがエチケットだと思って居る人が多いのです。
この様な行為によって起きる事故や身体が触れたとか突き飛ばしたとかと言う事が原因で起きる傷害事件が各地で頻発して居ます。 偶に「歩かないで下さい」と言う掲示を見る事はありますが稀で規制は全く行われて居ません。
傾斜の急な駅のエスカレ-タ-等では突き飛ばされて転んだ場合それが切っ掛けになって大勢の人が将棋倒しになり大きな事故が発生する危険があります。 小さな事故は数え切れない位発生して居るのです。
外国でエスカレ-タ-を利用する事がありますが駈け昇る様な人を見掛けた事はありません。 何故そして何時から日本人はこんな行動をする様になったのでしょうか?
エスカレ-タ-を駈け昇らなければならない程忙しく秒読みしなければならない様な仕事に従事して居るからなのでしょうか? 答えは「NO」で皆がやるから自分もやらないと損する様な気分になると言うのが理由なのです。
加えてエスカレ-タ-上を駈け昇る事が危険であり又その様に設計されて居ないと言う事を知らない人が殆んどだと思います。 本来なら法令で禁止すべきだと思うのですがそんな動きはありませんので、先づマスコミ主導で駈け昇り禁止のキャンペ-ンを展開して貰いたいと願って居ます。 芸能人のスキャンダルを追い求めるばかりではなく時には社会にプラスになる事もして欲しいと願います。
「狭い日本そんなに急いで何処へ行く!!」と言う自動車運転のマナ-を訴える標語がありましたが同じ事で、もっとユッタリした気持で毎日を過す様特に若い人達にアドバイスしたいと思います。
井上 出 (06/08/17)
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「生前の葬儀予約の改めてのお奨め」
遺族の混乱に乗じて暴利を貪る日本の葬儀社を上手に利用する為には生前予約が絶対に必要です。 一般的な葬儀は250~300万円が相場と言う事ですがこれを150~250に押え込む事は可能ですし、又コロラド州デンバ-の葬儀社が日本に進出して来て居ますがこの会社では1件60万円で予約を受け付けて居るとの事でこれからこの業界でも一波乱ありそうです。 アメリカのこの会社は既に2,400件の予約を東京地域で取り付けたとの事で、葬儀に一番お金を掛ける名古屋にも進出を決めたとの事です。 因みに375万円が名古屋の平均との事です。 結婚と葬儀にお金を掛ける名古屋人は結局見栄っ張りなのでしょうか?
自分の葬儀の参列者を感動させる様な物にしたいとして色々なアイディアを考え出すと言う作業は案外楽しい仕事かもしれません。 「ピンピンコロリ」に加え自分の葬儀の企画をし葬儀社に生前予約をする事を是非お奨めしたいと思います。
ところで火葬料はどの位が相場か皆様御存知でしょうか? 葬儀社として参入する人は多いのですが火葬場に参入する人がいないのは何故か御判りでしょうか? 要するに儲からないからなのです。
日本環境斎苑協会の調査によると火葬手数料の設定は1万円以下が全体の6割を占めて居ると言うのです。 そして無料も2割あると言うのですから燃料費にもなりません。 各自治体が火葬を「福祉行政」の一環として政策的に低い料金で提供し続けて居る事がこんな安い価格設定の原因なのです。
では火葬に実際にかかる費用はいくらかと言うと何と1件あたり4万4千円のコストが掛ると言うのですから1件について3万4千円の赤字と言う事になりますが、これは全て税金で穴埋めされて居るのです。
2005年に全国で亡くなった人の数は108万人との事ですが、国立社会保障人口問題研究所の推計によれば2038年には死亡者数は170万人に膨れ上がり現在の火葬能力ではとても処理出来なくなると言うのです。
国内で稼動して居る火葬場の数は現在約1,600ヶ所、この9割以上が公設火葬場で当然の事ながら親方日の丸で無駄が一杯で効率も悪いのですが、それでも稼働率は99.7%と言うのですから殆んど現在でも満杯状態なのです。
従って生前予約をして火葬場も押えて置かないと火葬迄に何日も待たされると言う事態が発生するのは間違いないのです。
以上、日経新聞8月17日の夕刊の記事も参考にしながらレポ-トさせて頂きました。
井上 出 (06/08/17)
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